フェラーリ 348ts タイミングベル交換 後編です

フェラーリ 348ts タイミングベルト交換他 その2

整備・修理・メンテナンス

その2、たいへんお待たせしました。

 

各パーツの交換に入ります♪

 

カムシールの脱着は他メーカーのエンジンとあまり変わりませんが・・・

 

このOリングは・・・

カムシャフトを外して後方にしか取れません

当然ですがV型ツインカム・・・4本ともカムシャフトの取り外しが必要です。

 

バルブカバーのガスケットも当然ですが同時交換します♪

 

カムシャフトの後ろ側のガスケット類も交換♪

 

クランクシール類も交換して、本題のタイミングベルトを♪

テンショナーベアリング↑  アイドラーベアリング↓  も同時交換します。

 

 

カムシャフトのスプロケットを取り付け

 

既定の位置で各スプロケット仮固定、タイミングベルトをかけていきます♪

 

 

出来上がり!?まだまだ作業はありますが(笑)

 

オルタネーターベルトのテンショナーはベアリングのみ交換です

 

ヘッド廻りと前側は終わりました♪

残すは、後ろ側のみです♪♪

 

一番後ろのクラッチケースを取り外し

 

ミッションケースをエンジンより分離

 

クランクシールの後ろ側を交換して

 

ミッション前側のOリングも折角ばらしたので交換します♪

 

後は一機に組み上げ!と行きたかったのですが・・・

ミッションオイルの滲みを発見・・・

 

・・・部品待ちです

 

ついでに

レリーズベアリングを取り外してクリーニング♪♪

まあ、部品待ちの暇つぶしですが(笑)

 

部品待ちついでに、Oリング・テフロンシールもサービスで追加交換♪

クラッチケースを取り付けて

いよいよ、ボディーに載せる準備は完了です♪♪

 

折角なので、降りている間に、各カプラー類は清掃しておきます。

 

最終点検?各部を点検してからボディーに載せていきます。

 

物理的には載りました(笑)

 

各パーツを組みつけていきます、後一歩です♪

 

 

 

ミッションオイルを規定量注入

 

見慣れた感じになってきました(笑)

 

エンジンオイルはオーナー様がご用意されたものです♪

 

クーラントも注入して

 

エンジン始動後、油温を確認してから

エンジンオイルの補充、ドライサンプなので必要な作業ですね♪

 

エンジンフード・アンダーパネルを取り付け

完成です♪♪・・・だいぶん作業内容をはぶいてますが(笑)

ブレーキラインのエア抜き・クラッチラインのエア抜き等、いろいろと・・・

 

と言う訳で試運転、

作業前は温間時にエンジンストールにてエンストしてましたが、

今回の作業中にスロットルの清掃を行ったら安定しました♪

アイドルポートの汚れが原因でした。

 

納車翌日にオーナー様よりのお電話がありました。

 

すこぶる、調子が良い!特にクラッチが!!エンジンも全く止まる気配がないです!!!

 

えぇっと、クラッチ?

その部分は部品待ちの間の暇つぶしだったのですが・・・

やって良かった♪♪オーナー様には解かって貰えるものですね~

今夜の晩酌は美味しく頂けます♪