フェラーリ F430 F1マチック車のクラッチ交換 その2

クラッチ交換、後編です。
本題のクラッチ交換の作業に入ります♪

クラッチKITとフライホイルを分離していきます。

新旧比較です


この貫通してない穴!なんだか判りますか?
答えは!
回転バランス施工の為のものです♪流石、フェラーリ純正♪♪
時々、e-bay等で安く買った!との記事を見かけますがOEMメーカーのap・Valeo等のパーツ
当然、バランス取りはされてない物が殆ど、たまにフェラーリ純正のものもありますが価格はそれなりです(笑)

外したクラッチKITも画像の上の方に2個ありますね♪
レリーズベアリングの痕がしっかり付いてます、交換しておいて正解でした。

新しいクラッチKITを取り付けます♪♪

さあ!ミッションの組み付けです。

横向きで待機?していたミッションを立て向きに


上下・左右の角度を正確にあわせて


エンジンと繋がりました♪

この車両はエンゲージメントセンサー(シフトポジションセンサー)のエラーメモリーがありましたので
安心して乗って頂けるようにセンサーも同時交換します。

F1マチックのシフトユニットを取り外して

このセンサーを交換します、シフトレバーの前後の位置・左右の位置を2個のセンサーで測定しているイメージですね。
・・・シフトレバーはありませんが・・・




センサーを交換したら、シフトユニットを取り付けます。
その前に、残っているガスケットを綺麗に取ります。

シコシコと

スタッドボルトもシコシコと
ガスケットを塗布後に組み付けです。




シフトユニットはOK!

ドライブシャフト・遮熱版等を取り付けて、マフラーの取り付けへ

マフラーのステーを固定
・・・
・・・・・!
・・・左側のステーが・・・折れてる・・・


ここで作業を中断する訳にもいかないので・・・続行します、ステーは後程(汗)

仮付けです(笑)


サブフレームを組み付け



他のパーツの復旧作業








マフラーは手の油が焼き付き、後日 手形が浮き出てこないようにグローブを使用(笑)









あと一歩です♪

ここで、一度 拭き拭き♪
・・・?

この跳ね馬は?
・・・
・・・・・

たまたま、エンジンフードのガラスのものが照明の角度で映り込んだものでした(笑)

マフラーステーですが・・・

溶接の為に錆を落として


通常でしたら溶接作業に入るところですが・・・
溶接機の前にはアンダーパネル・リヤバンパー・ディフューザー他 外したパーツが山ほど・・・
・・・!
あのお方へお願いしよう!!

今年の6月に出張オイル交換にお伺いした場所です♪
ワンオフパーツでも頼りにしているS製作所♪♪


TIG溶接にて施工して頂きました♪♪


バッチリです♪いつもありがとうございます♪♪

クーラントを注入、当店お勧めのWAKO’sスーパークーラント♪
エンジンオイルはMOTUL300V


F1マチックフルードのエア抜き・補充を行い


リアバンパーの取り付け


アンダーパネルの取り付け

ディフューザーも取り付けて

完成と言いたいところですが、フロントの車高が低すぎなので車高調整です。

車両より取り外し

スプリングを縮めたのはスプリングシートのラバークッションの負担を考慮したためです。
調整後に車両組み付けて


タイヤを取り付けて作業完了♪

TEXA診断機を使用してクラッチのリセット・シフトの自己学習を行い
トランスミッションの各項目の実測値を確認、完了しましたが・・・
最後の作業・・・苦手な内容

エンジンルームにLEDテープが取り付けてあったので

両面テープを地道に剥がして ← これが苦手な作業です(笑)

ブツブツ、ブツブツと

はぁ~・・・ブツブツ・・・はぁ~・・・ブツブツ を繰り返してやっと

新しいテープで

ここまでくれば無口になります(笑)

LEDテープを張り付け、配線を繋いで

完成です♪♪

ロードテストを行いました、交換前は繋がりが遅かったのがバッチリ戻りました♪
オーナー様のお迎えを待つのみです、きっとオーナー様も満足して頂ける状態です♪♪

