NSX NA1のタイミングベルト他の交換 その2

NSX NA1 タイミングベルト交換他 その2

整備・修理・メンテナンス

先日エンジンを下ろしたNSX

 

いよいよ、本題のタイミングベルト交換に取り掛かります♪

オルタネーターベルト・クーラーベルトを取り外して

 

点火コイル・プラグを取り外して

 

タペットカバーを取り外し

 

1番シリンダーの圧縮上死点をあわせて

拭き拭き、スプロケットの合いマークを確認して

 

リアバンクのアップ、最近 老眼の為に合いマークへマジックで解かりやすく(笑)

多少ずれてます、ベルトの伸びもあるでしょうが、前回のタイミングベルト交換の際に

テンショナーベアリングの取り付け位置がキッチリ出て無かった為だと思われます。

 

クランクがわのフロントプレートも解かりやすく♪

既にクランクプーリーは取り外してますが、ボルトはエンジンが車両に搭載されているうちに緩めてます♪♪

規定の締め付けトルクでしたら降ろした状態でも緩める事が出来ますが・・・

ほとんどの車両は緩める時に100Kg/Nm近くかけないと緩みません!!

 

 

 

念のために、ベルトにマーキング♪

スプロケットの合いマークと2重で確認できるようにしてます。

 

←新品ベルト    外したベルト→

 

リフレッシュ内容の一つであるウォーターポンプ交換を行います。

 

新旧比較、手前が新品です♪

予防修理は大事です♪♪

 

ウォーターポンプの組みつけ、ボルトは緩み止めを塗布してます。

 

この間に、影のアドバイザー(撮影係)がタペットカバーを綺麗にしてくれてます。

手前は清掃済み♪

 

テンショナーベアリングも新品に交換♪

 

カムスプロケットを取り外して

 

持病?カムセンサーの樹脂が溶け出してます。

この状態でもセンサーは、ちゃんと仕事してました!

 

うーん、グロイ・・・

 

見事に溶け出てます・・・

 

新品に取り換えます♪

こうでないと!!

 

カムシール&クランクシールも交換します♪

組みつけの際に傷を付けないようにシリコングリスを少量使用してます。

 

スプロケットの取り付けは規定のトルクで

 

その間に清掃も進んでます♪♪

 

合いマークをキッチリ揃えてスプロケットを固定

 

 

タイミングベルトをかけていきます♪

各 合いマークの確認の上テンショナーベアリングの位置の調整を行います。

数回クランクを回して、1番シリンダーを上死点へ!

ピッタリ!テンショナーの位置はバッチリです♪♪

エンジンを降ろしてのタイミングベルト交換をお勧めしているのは

この位置を真横から確認できるからです、

V型(斜めマウント)の場合、斜め上からの目視では、なかなかこの状態にできません。

 

この続きは その3 で♪♪ お楽しみに!